総合治療

 

●内の「気」をめぐらせる鍼灸  
●外の「骨格」をととのえるカイロ


◆「今、何が必要か」
診察と治療の対象が異なる両者は、別々でありながら、あわせることで相補的かつより総合的な治療も可能になります。
希望をふまえ、診察を通じて「今、何が必要か」を提案し、より適切な治療をしていきます。

◆ひとりひとりことなる「ふさわしい状態」
「気」や「骨格」のあり方は、ひとりひとりことなるもの。
必ず偏りや癖があります。それ自体はふさわしい状態であると同時に、ある方向に崩れていきやすい状態でもあります。
私たちは、生活の中で消耗し、「気」や「骨格」の偏りが強まりますが、食事や睡眠などの休息によってふさわしい状態に自力で戻すということを日々繰り返しています(運動や体操による自己管理を加えることで、よりしっかりと戻ることもうなずけるかと思います)。
ただ、そうであっても、なにかしらの無理がたたり、自己の回復が追いつかなくなり、崩れたままにいるということも経験することになります。それが不調であり、崩れ方やその程度の現れが様々な症状なのです。
不調のおおもとが、「気」の消耗や停滞にあるのか、「骨格」のねじれやゆがみにあるのか、あるいは両者とも同程度なのか、またそれらの経緯や新旧軽重をつぶさに確認することで、より細かく対応していきます。

◆不調の理由は、自力の低下による回復不全
治療の主な目的は、不調の個別的・対症的な治療ではなく、「気」であれ「骨格」であれ、それらの崩れを調整して「ふさわしい状態」に方向付けすること。
落ちてしまった「ふさわしい状態に戻す底力」があがれば「自然と不調が治る」、この当たり前を取り戻すこと。
その手助けの一手段が、鍼灸でありカイロなのです。

◆人は「自力で治す」生き物
今の医学では確たる治療法のないもの、異常が認められず問題なしとされるものも治る可能性があります。最近のコロナ後遺症(倦怠感、ブレインフォグ、嗅覚障害、味覚障害など)もそのひとつです。
頼るべきは自分、それが及ばない時の鍼灸とカイロ。
どうぞお忘れなく。

◆「ふさわしい状態」を保つ
そして、不調が「ある」からではなく、「ない」からこそ、その「ふさわしい状態」を保つための日頃の自己管理に加え、鍼灸とカイロを補助的に取り入れていくことが、より先をみすえたやり方と言えるかもしれません。

《この間の経緯》
カイロの施術に専用ベッドを使えない方*が思いのほか多かったことを機に、専用のベッドや機器がなくとも「どこでもできる」ことを目標に、「徒手のみでの施術」を研究してきました。同時に、私たちの専門とする鍼灸と同じく部分よりも「全体の調和を大切にする施術」も追求してきました。2025年8月には、専用ベッドでの施術と同等もしくはそれ以上の結果を得ることのできるところまでひとまず達したため、若干の通知期間を設けて11月から戸塚でも承ることにしました。とはいえ、日々研鑚。一人また一人と施術するごとに理解は深まりますし、新たな気づきによるさらなる治療の幅の拡大を感じています。少し古い記事ですが「私から見たカイロプラクティックと鍼灸の違い」をあわせてお読みいただければと思います。

*カイロの施術に専用ベッドを使えない方:ベッドの上下動による振動や音が苦痛(年齢問わず)、骨粗鬆症(圧迫骨折を繰り返している場合)、うつ伏せができない(閉所恐怖症・妊娠中・産後すぐなどで)